香港で23万人超がデモ 警察が数人を拘束
自分、香港に住んだのは1年。でもその後に移った深センと隣接しているから、毎月のように香港には行った。目的は買い物。牛乳、シャンプー、コーヒー、ワイン、お菓子……深センに暮らす普通の中国人と同じように、買い出しに行ってた。
物に対する執着は自分はそんなにないのだけど、ある時「大陸の牛乳はまずいな」と思い、それから香港までいろいろ買い出しに行くようになった。 それぐらい、品質の差があった。もう5年行ってないからわからないけど、まだ多少はあるだろうと思う。
香港に行き、茶餐厅(ファミレス的な個人経営の喫茶店)で香港的な妙な洋食を食べて、どぶのように苦まずいコーヒーを飲んで、時には西貢に行って海鮮を食べたり、シーカヤックに乗ったりして、例の、香港島やチムトンの都会の風景には興味がないけど、香港の田舎はかなり好き。広東語のみを話す老人たちと遭遇するとちょっと困るのだけど、言葉を話せない自分が悪いから、普通話で試みる。英語で試みる。最後はゼスチャー。
その一切合切が今となっては楽しかったけど、一番仲の良い友達が相も変わらずノンポリなのは、理解できない。全然お金のことだけどを気にしている人ではなくて、人の気持ちのわかる人。敬虔なカトリック教徒。会計士で、M&Aを専門とする人だけど、その業界で知り合った人たちの中で、唯一いまでも付き合っている人。
どうして命を賭けてまでも若者たちが守ろうとしている自由よりも、政治の安定、経済の安定、株価の安定を求めるのか?
今度会う時、じっくり説教する。
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