「深センの起業家に宿るリーン・スタートアップの精神」

日本にもあったよね、「やってみなはれ!」。

7年、自分はひとりでやったのだけど、自分の行動のすべて(ほぼ。パートナーが日本にいたから。詳しくは、これ読んで)を自分で決定することの効率の良さは、違う。心地よさが違う。重みも、それなりにある。

思いついたら、メモ。昼飯喰いに外に出て、ていっても、6元の快餐。昼間から瓶ビール1本。「あ、酔っちゃった」と千鳥足。ふと見上げると足マッサージの看板。四川省から出稼ぎに来ている苦労話も一段落、さっきのメモを取り出し、考える。家に戻って、メールの下書き。かならず、まず下書き。変な提案はしたくないから。

そんな仕事の仕方をしていると、他人と協調・刺激し合う大切を忘れてしまう。それと、中国にいると考え方がおのずと、そうなる。とりあえずやってみようとなる。タイミングがいちばん大事なのがわかると、それを逃したら、もう何もできないことはわかる。だから、すぐ始める。

でもね、大企業の部長レベルでも救いようのない馬鹿なのを初めて体験して、複雑な気持ち。20年前、あんなに好きだった会社なのに。あの人たちに育ててもらったと自分は思っていて、そののち、中国で製造業のいろんな人に会い、いろんな現場で、いろんな出来事があったけど、すべて解決できた。旧セラ技の人たちのおかげ。やってみなはれ、の人たちだった。

いまでもやりたいことはたくさんあって、この人生の中では消化できないことはわかっているけど、何から手を付けるか、何を捨てるか、誰とどういう会話をするか、誰と付き合うか、少し明確になってきたと思う。

ぼくの終活の始まり。

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