心の総体、メモ

年会った5名。
勉強し直し必須(例:複数の声=必ずしも統合失調ではない、など)。
以後面会は仲介者を経た取材に限定。
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38歳、男性、統合失調症。過労&パワハラがきっかけと思われる。親類に発症例あり。20代半ばで発症(幻聴)、入院。現在は比較的落ち着き、ほぼ寛解。パートタイムでケアハウスのスタッフを務める。想田和弘の「精神」を観ていることを伝えると、握手を求めてきた。
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38歳、女性、双極1型、結婚後、二十歳前半で発症、故に数年後離婚。生活保護&障害者支給などで生活、子供2人、息子が発達障害(音楽的才能あり)、母親からの肉体的・精神的虐待が双極発症の原因と本人及び医師は推測。自傷欲求強い、以前はリストカット、現在は体中にピアスで「辻褄を合わせる」、タトゥーの欲求を抑えるのに精一杯。息子の発達障害が判明し、対応していく中で初めて自己の病気にも本気で寛解を目指すようになった。「何を言われてもまず否定してしまう癖がある。なかなか治らない」と。海馬の損傷・萎縮あり。「ぼくも虐待歴があって、海馬を調べたいと思ったことがあります」に「あなたは大丈夫よ!」と一笑。
43歳、女性、摂食障害、鬱。中学時代にいじめに遭う。容姿をからかわれる。その頃から無理なダイエットを始める。次第に食べたものを下剤によって出すようになる。16歳のとき、些細なことで父親から絶縁宣言を受ける。これが本人曰く「致命傷」となり、悪化。以後、家出、入院を繰り返す。自殺未遂歴複数あり。現在はケアハウスで生活。関東出身。
20歳、女性、鬱。過度の買物癖、双極2型? 解離性障害? 父が鬱歴あり。母が発達障害。「壊れた状態で生まれてきた」と。彼女が実際に双極なら、初めて会う先天的な双極。強烈な違和感、ここまで「話の通じない人」は初めて。現実社会はおそらく無理、ネットの世界がなかったら生きてはいけないだろうと思う。虚構と現実が混濁しているとしか思えない言動多々あり。
24歳、女性、双極2型、あるいはパーソナリティ障害?。極度の多弁、過敏、常に顔色を伺う、実際に起きたことの詳細を書き換えようとする自意識(無意識かも?)、子どもが親を試すように、意図的に他者を試そうとする。暴力的な父親、ヒステリックな母親、本人は至って柔らかい、自慢癖(自己肯定感欠如の裏返し?)、他者への関心がなさそうに見える。
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https://www.mental-navi.net/togoshicchosho/treatment/diagnosis/other.html
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気分障害との鑑別

躁うつ病(双極性障害)の躁状態が陽性症状に、うつ状態が陰性症状に類似することからときに鑑別が難しい場合があります。大きな違いは統合失調症が「思考」の障害であるのに対して躁うつ病は「気分」の障害であることから、症状が気分に関連して変動する場合には躁うつ病として鑑別が可能です。また、躁うつ病は躁の病期とうつの病期がはっきりと分かれ、病期と病期の間は正常な機能レベルに回復しますが、統合失調症の場合にはそのような病期があることはまれで、正常な機能レベルに回復することはありません。

人格障害との鑑別

人格障害には、社会的・感情的に他人を拒絶し、思考や認知、会話にみられる奇妙さを示す統合失調型人格障害があり、ときに統合失調症に似た症状を現すことがあります。一般に、統合失調型人格障害の症状の程度は統合失調症のそれよりも穏やかで、統合失調症の診断基準を満たしません。

身体疾患から生じる精神症状との鑑別

脳腫瘍、ウイルス性脳炎、側頭葉てんかん、せん妄、甲状腺疾患などの身体疾患から統合失調症に似た精神症状が現れることがあります。これらの身体疾患は脳画像検査や髄液検査などを行うことで明確に診断できます。

薬物の使用から生じる精神症状との鑑別

麻薬や覚せい剤の使用によって幻覚や妄想が引き起こされるため、これらの薬物の使用がないかどうかを調べます。また、処方薬によっても精神症状が出ることもあるため、処方薬の有無も確認します。

 

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