明日は我が身

日本の現状。明日は我が身。

以下、朝日の記事。

 生活に困っている人たちに温かい食事を提供しようと、東京都新宿区で12月31日と1月4日、「年越し大人食堂」が開かれた。20代~60代の約百人が雑煮やカレーを味わった。
 年末年始は日雇いの仕事が減り、宿泊支援や一時的な生活費の貸し付けなどの公的支援が基本的に受けられないため、NPO法人POSSEと一般社団法人つくろい東京ファンドなどが初めて実施した。
 寮つきの仕事に就いていた男性(31)は、昨年10月に退職し、住む所がない。バーテンの仕事を見つけ、ネットカフェなどで生活。所持金40円ほどで大みそかに会場にたどり着いた。給料日の今月25日まで収入のあてがない。数日ぶりにご飯を食べ、団体の支援でサウナなどに泊まった。
 1着しかないズボンがやぶけていて、ボランティアの女性が繕ってくれた。「ありがたい。この食堂がなければ、ごみを食べていたと思う」と話した。
 別の男性(62)は、1年前に勤めていたせんべい会社がつぶれて以来、新宿駅周辺で暮らす。「3日ぶりに温かいものを食べた。おいしい」と言った。
 都内の倉庫で暮らす男性(41)は「今の状況について話せる知り合いがおらず、来てみたかった」とし、「五輪後に経済が落ち込むと言われているので、今のうちに定職につき、アパートに住みたい」と話していた。
 大人食堂に来たことをきっかけに公的支援の活用を目指すことにした人も。POSSEの渡辺寛人事務局長(31)は「必要な支援を届けられてよかった。継続していきたい」と話した。
 POSSE(http://www.npoposse.jp/)は労働相談を、つくろい東京ファンド(https://tsukuroi.tokyo/)は生活困窮者の相談をそれぞれ受け付けている。(青木美希)

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