So, this is Christmas, what have you done?

年明けにイスラエルに半導体装置の修理に行く日本人技師に同行し、半年滞在。通訳兼アシスタントとして、どうか、という話が2ヶ月前にあった。受けたかった仕事だけど、そこまでの自由は今のぼくにはまだない。

クリスマスが来ると、過去の甘いイブの思い出なんかはこれっぽっちも思い出さず、ミサが終わったあとも聖堂に残り、独り祈り続けたおばさんの姿や、どうして祈るときに目を閉じるのか、というぼくの質問に、心の目が開くからだよと素敵な答えをくれたクリスチャンの友達などを思い起こす。いずれも何年も何年も前の話。

キリスト教にもどの宗教にも神聖なものはぼくは感じないけど、感じる人の神聖性は尊重すべき。実存したイエスの言動にはぼくはとても影響を受けているし、好きな概念は山のようにある。

でも、こんなひどい世の中.... So this is Christmas, what have you done?

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以下、朝日の記事

 イエス・キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区のベツレヘムで24、25の両日、クリスマス恒例のミサなどが開かれ、各地から集まった人たちが祈りを捧げた。
 ミサが開かれたのは、聖誕教会に隣り合う聖カテリーナ教会。教会前の広場では大きなクリスマスツリーがライトアップされ、多くの人でにぎわった。この日は午前中からパレードなどもあり、世界各地からキリスト教徒が訪れた。
 家族15人でイスラエル北部から訪れたエッサム・ナサルさん(37)は「世界中の人たちにとっての平和だけを祈った。完璧な平和はなくとも、それに近づくことならできるはず」と話した。
 だが、聖なる夜にベツレヘムを訪れることが許されない人たちもいる。パレスチナ・ガザ地区に住むキリスト教徒だ。
 ガザ地区北部に住むエリアス・ジェルダさん(53)は「この5年間、イスラエルの許可が得られず、クリスマスにベツレヘムを訪れることができていない」と表情を曇らせる。
 今年も、19歳の長女だけが許可を得られたが、他の家族はガザにとどまった。「キリストが生まれた地で、神聖な時を過ごしたいだけなのに」と語った。
 ガザ地区は人口約190万人の多くがイスラム教徒だが、1千人あまりのキリスト教徒も暮らしている。ガザ地区はイスラム組織ハマスが実効支配していることから、2007年以降はイスラエルが境界を封鎖し、出入りを厳しく制限している。
 多くのキリスト教徒は、ベツレヘムやエルサレムでクリスマスを過ごすことを望む。今年は955人がイスラエル当局に訪問の許可を申請したが、安全上の理由などから、24日までに許可が出たのは約200人だけ。昨年の約500人から大幅に減った。家族のうち子どもや高齢者にしか許可が下りないケースも多く、実際に訪問できた人数はさらに限られるという。
 イスラエルとパレスチナの「2国家共存」を目指す中東和平の交渉は2014年に頓挫したままになっている。(ベツレヘム=高野遼)

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