中上健次
家族と離れて独りマンションの一室に籠もりひたすら書いていた中上健次が、「寂しい」と配偶者の中上かすみに電話して、「甘えてんじゃないよ、書きなさい」と叱られる様が、確か、中上かすみのエッセイにあって、ときどきその光景を想像する。
「1000年の愉楽」の系統がものすごく好きで、でも別に「岬」の系統が嫌いなわけじゃない。百合子さんは「生い立ちが似てる」って言っていたけど、どうだろうか……中上が気にした被差別部落。自分は朝鮮半島出身の移民の孫だけど、それほど気にしてはいない……まあいいや。
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